という調査結果が出ました。
そして、その傾向がある若者も約155万人いると推計されています。
調査のなかで、最も多かった理由は「職場になじめなかった」というのが23.7%。
驚かされる数字ですが、これが現実であることをとても切なく思います。
作り手とし日々多種多様なアワード用品を製作していますが、
中には、経営者やチームリーダーである立場の方が、
社員を何かについて評価すると共に、個々に宛てるメッセージを伝えるものがあります。
もちろん、面談やメールなどで伝えればよいのですが、
あえて言葉を形にするということでしょうか。
しかし、文字というのは残ります。また、形にしたからには、
伝わなければ意味がありませんから、
日々社員の仕事ぶりに関心を向けないと到底無理です。
だからその熱意と信念に感心してしまいます。
今や不景気といって何よりも効率が求められる中、
社員や仕事仲間への気遣い、ましてや愛情注ぐ余裕なんて
許されないのが普通かもしれません。
しかし、そんな"無駄"を省いた結果、「職場になじめない」人たちが増えたとしたら、
これは社会の大きな損失です。
松下幸之助さんはかつてインタビューで、正直に「人つくりは難しい」と話していました。
私は、言うべきことは言う、叱ることは叱る、ほめることはほめるということは
常識的にやらないといかんが、それ以上はもうほっとけ、責任はおれにない、
責任はおまえ自身にあるんやぞ、というような調子でやったれというときもありました。
ご本人も人づくりの方法として、はっきりした答えがないと認めてますが、
難しいと悟っただけ、常に葛藤していたに違いないでしょう。
そして、松下さんは、社会がどんどん人をつくらないような方向へ行っていることを危惧していました。
しかし一方で大学が増えて、教養受けた人が増えているのに
分別のない人も増えているのは、
知育の偏重で徳育をおろそかにしているからだと松下さんは示唆していました。
「人間の徳といいますか、愛情というものが教えられていない」
というふうに付け加えています。
この効率を重んじる時代に、もしわれわれが
身近にいる「仕事になじめない」人に気付くこともなく、
そして不意に彼らを「ひきこもり」まで追い込んでしまったとしたら...
しかし、もし、彼らが職場でどこか長所を見つけられ、
愛情込めたメッセージが伝わっていたら、
もう少し良き関係が築かれ、いい仕事が生まれていたのかもしれません。
(われわれ)老齢化社会を支えて行く若者です。
大事にしないといけないですね。



